人に頼れないという人の特徴と改善方法
人から頼られることは多いけど自分から人に頼ることができない、大変そうと言われると否定したくなる、いつも一人で抱えてしんどくなってしまう。
自分でなんでもできてしまう人ほど一人で苦しんでいることは非常に多いです。
今回は、そのような『人に頼れない』という悩みを持つ方々に共通する特徴と改善方法について紹介していきます。
一見すると悩みのように感じないかもしれませんが、このような孤独感と闘っている経営者や個人事業主、管理職の方々もこれまでにたくさんセッションしてきました。
思い当たることがあるかも、という方はぜひ最後までお読みください。
人に頼ることができない人の一番の特徴は、自分でなんでもできてしまうことです。仕事でも自分が無理して頑張ればなんとかなってきた。親にも部下にも頼ることなく、むしろ頼られることばかりでいつも助ける側だったという人がほとんどです。
だから誰かに頼るという経験をしたことがなく、そんなことをしちゃいけないと無意識に感じてしまっています。(一方で人から頼られたときには助けてあげようとする優しい方が多いです)
人に頼れない人たちは、なぜそのような感覚になってしまったのでしょうか。
実は幼少期の経験が大きく影響しているのです。
例えば、兄弟の長女(長男)でいつも『お姉(兄)ちゃんなんだから』と母親に言われて自分は弱みを見せちゃいけないと感じていたり、父母の仲が悪くいつも母親の味方になってあげないといけない幼少期を過ごしていたり。
そのような幼少期の経験は、子どもにとって一種のトラウマとなります。
一般的なトラウマとはイメージが異なるかもしれませんが、深層心理におけるトラウマとは本人が自覚していないところに存在します。
(詳しくはこちら)
つまり、『本当は自分を見てほしかったのに長女だからとみてもらえなかった』『本当は自分を愛してほしかったのになぜか自分が母親を慰めてあげなきゃいけなかった』そんな想いを押し殺すのです。
そうして、『私は一人でも大丈夫』『別に寂しくない』『人から頼られることで喜びを感じる』という風に無自覚の嘘をつくようになります。
本当は誰よりも自分のことを見てほしくて、寂しがりで、たくさん助けてほしいのに。
そうして幼少期の出来事を繰り返しているうちに、大人になっても人に頼ることは悪いことで、人から頼られることは嬉しいこと、という感覚が作られていきます。
でもそれは幼少期の自分が、自分の心を守るために作った嘘。
そう思わないと寂しさと悲しさと怒りで心が持たなかったからそうしたのです。
だからあなたはいつまでも満たされない想いを抱えているのです。
では、そのような人はどうすれば改善できるのでしょうか。
じゃあ人に頼ればいいじゃん、と言ってもそんなことしたこともないし、絶対できない、という感覚になるのが普通です。
ここで大切なのは、頭ではなく心で自分の幼少期の出来事が今に影響を与えていると納得することです。
先ほど出した例のような幼少期の出来事があったことまでは覚えていても、ほぼ100%それは今関係ない、別に寂しくなかった、しょうがなかったと思って乗り越えた、と思っています。
これこそ、心が納得していない状態であり、無自覚の嘘をついている状態です。
一番甘えたい幼少期に、自分以外の理由で愛してもらえなかった子どもがどのように感じるか、他人の子どもを想像したらわかるはずなのに、自分だけはそうじゃないと思う。
そうやって誰しも自分に嘘をつき、自分の心を守ってきています。
でもそれは幼少期に守らなければいけなかっただけ。
今はもう、あの時の自分は寂しかったんだなと認めても大丈夫。
そしてそれこそ、人に頼れない人の数少ない改善方法の1つです。
誰かに頼ることができない幼少期の経験から、大人になっても頼れなくなってしまった。
別に困ってないし悩んでもないけどなんとなく心が満たされない。
そんな方はぜひ、ご自身の幼少期の思い出をたどってみてください。
きっと今のあなたを作り上げたヒントがあるはずです。
もし自分一人では難しい、ということでしたら体験セッションもございます。
ぜひご活用ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
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株式会社syn
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