どうしても他人と比較してしまう、という人の特徴と改善方法
今回は自分と他人を比較してしまっていつも苦しむ、という人の特徴と改善方法をお伝えします。
以前の記事でも紹介しましたが、あらゆる悩みの根本には自分が自覚できない、『深層心理』が隠れていると考えています。
その視点で見たときに、『他人と比較してしまう』ということはどういう現象なのでしょうか。
そのような人たちは、『比較して上回ることでしか自分の価値を認識できない』経験をしていることがほとんどです。
どれだけ頭では人と比較しないようにしていても、比較しないと自分の承認欲求や存在価値を自分自身が認められないのです。
その結果自分が苦しむことになっても、比較せずにはいられないのです。
仕事の成績も、パートナーも、家族も、プライベートも、なんでも誰かと比較して上回ってるか下回ってるかで価値を判断してしまう。
これを人生の中で何度も繰り返している人は、そうしなければならない幼少期の経験を繰り返していると考えられます。
幼少期の出来事が深層心理を作り、大人になってからも繰り返すことが深層心理の大きな特徴の1つです。
(詳しくは上記の記事をご覧ください)
例えば、
・いつも兄弟と成績を比較されて怒られていた、
・お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだからちゃんとしなさいと言われていた、
・スポーツで勝った時しか褒められなかった、
などの経験が影響していることが多くみられます。
そうして自分は比較しないと認めてもらえない、結果を出さないとみてもらえない、と無意識に考えるようになってしまった結果が、『どうしても他人と比較してしまう』という悩みにつながっているのです。
では、そのような人はどうすれば良いでしょうか。
まずは自分が過去に比較されてきた経験を紙に書き出すことがおすすめです。
恐らくこの記事を読まれている時点で、ご自身が比較してしまうことは自覚していて、頭でコントロールしようとしても難しいから悩まれていると思います。
そのような段階においては、無理に比較しないようにすることは逆効果となります。
なぜなら、心はすぐに比較しようとしてしまうので、いつも『また比較してしまった』と自分で自分を責める結果になるからです。
比較してしまう自分を探して落ち込むのではなく、自分が最初は何から比較されて怒られたまたは褒められたのかを自覚することが重要です。
そうして自分が比較してしまうのはお母さんに褒めてもらいたかったから、お父さんに怒られないようにするため、妹よりも自分を構ってもらいたかったから。
その理由がわかればあなたがなぜそんなにも比較しようとしてしまうのかが見えてきます。
自分の心が勝手に比較する原因がわかってはじめて、自分の行動や思考に対してブレーキをかけられるようになります。
無意識の自分の思考の癖の『原因』に気付くことで手放せるようになるのです。
もしあなたが、自分の幼少期の記憶がほとんどなく、比較された経験も思い出せないということであれば、かなり根深く家族の問題を抱えている可能性が高いです。
あなたの心は、幼少期の記憶を覚えていては苦しい、と判断して記憶を消しているからです。
そのような方はぜひ一度寄り添わないメンタルトレーニングの体験セッションを受けてみることをお勧めします。
きっと今のあなたの悩みを生み出す原因が明らかになっていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
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株式会社syn
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