自己肯定感が低い、と感じる方へ
プロアスリートを指導するメンタルトレーナーが伝える、感情との向き合い方コラム。
今回は、『自己固定感が低い』と感じる方向けの記事となります。
・自分のできないところばかり目に付く
・人に褒められても、素直に受け取れない
・自分ができることは他の人でもできると感じてしまう
そのようにいつも考えてしまう方の特徴、その理由、改善方法についてまとめています。
ご興味ある方はぜひお読みください。
自己固定感が低い、というのはほとんどの場合『自己評価』です。
・私は自己肯定感が低いんだよね。。。
・自己肯定感を高めたいんだけど。。。
このような言葉として表れます。
どこかで自己肯定感という言葉を知り、自分もそうかもと感じた人が私は自己肯定感が低いと言っている、ということです。
この現象は、専門的には『自己肯定感が低い自分でいたい』という深層心理があることになります。
わざわざ自分ができないところを探して、自分で自分を責めて、やっぱり私はダメなんだと思い込む。
実際に自己肯定感の高い人と低い人に能力的な差があるわけではありません。
ただそう感じられる部分を見つけ出しているだけ。
そうすることで『私は自己肯定感が低い』と言えるようになる。
なぜ、そんなことをしてしまうのでしょうか。
その理由は、これまでの経験にあります。
特に小さいころの経験から、『自分は周りと比べてダメなんだ』と感じることを多くしてきた。
もう少し踏み込んでいえば、ダメな自分であることにメリットがあったのです。
だからあなたはいつでも自分のダメなところを見つけては、
やっぱり私はダメなやつなんだ、と繰り返し思っている。
なぜならそれにメリットがあったから、なのです。
そんなメリットなんかあるわけない、私だって自己肯定感を高めて自信を持てるようになりたい。
いくらそう思っていても、あなたの心はそう思っていません。
だから自分が劣っているところ探しがやめられないのです。
ではそのメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか。
これは幼少期の家族の関係によって千差万別ですが、よくあるパターンをいくつか列挙してみます。
・兄や姉ができる人でいつも比べられていて、自分が失敗したときだけ親が構ってくれた(怒られたとしても)
・いくら点数がよくても100点以外は認めてもらえなくて、失敗したときの方が怒ってくれた
・学校でいじめられたときに親が守ってくれた
他にも挙げればキリがありませんが、どちらにしてもあなたにとってあなたができない子でいることがメリットだったのです。
その理由を探していくことが何よりも大切になります。
自己肯定感が低いと感じているのは、ダメな自分じゃなきゃ認められなかった幼少期の経験を自分で押し殺しているから。
ほとんどの方は自分はそんなことなかった、と最初はおっしゃいます。
しかしセッションの中でお話を聞いていくと、客観的にみたら明らかに理不尽なのに本人だけは私がダメだったから、と言って認めてくれない親のせいだとは思っていません。
本当はただ認めてほしかっただけなのに、それが叶わなかった。
代わりに自分が失敗したときだけ構ってもらえた。
そうして、
あぁ、私はダメな自分じゃなきゃいけないんだ、と思うようになってしまった。
セッションを進めていくと自然と涙があふれてきたり、自分が押し殺していた感情に気付いてショックを受ける人も多いですが、そこから自分を認められるようになっていった、という方がたくさんいます。
だからもしあなたが本気で『自己肯定感が低い』と感じる自分を変えたいと思うなら、ぜひ専門家に話を聞いてみてください。
寄り添わないメンタルトレーニング®では体験セッションがありますので、ご興味がある方はまずはこちらを受けてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
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株式会社syn
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