自分の存在価値がわからない、と感じる方へ
プロアスリートを指導するメンタルトレーナーが伝える、感情との向き合い方コラム。
今回は、『自分の存在価値がわからない』と感じる方向けの記事となります。
・自分が好き、と言っている人の気持ちがわからない
・なぜ自分は生まれてしまったのだろうと考える
・自分の存在価値がわからない
そのようにいつも考えてしまう方の特徴、その理由、改善方法についてまとめています。
ご興味ある方はぜひお読みください。
最も大きな特徴は、自分の存在価値がないことを自分なりの理論を構築して説明出来ることです。
私は他の人と比べてこうで、こんな風に考えてしまうし、こんなことしかしてきてないから、だから存在価値なんてないと思うんです。
一度自分を客観的にみて他人が同じことを言っていると考えてみると、おかしなことを言っていることに気付きます。
そもそも、存在価値という抽象的なものを他人と比較することで『ない』と決めつけていること。
これは深層心理学的に考えると、『ないと思いたい』だけなのです。
つまり、最初から『私には存在価値がない』と決めつけていて、あとはなんとかそれを納得してもらうための理由を必死に探している、ということです。
なぜ『私には存在価値がない』と決めつけてしまうようになったのでしょうか。
心がどのように作られていくか、ということを考えるとあなたが自分には価値がないと考えるようになった理由は必ず幼少期にあります。
(こちらの記事も参照)
幼少期の経験から、『自分には価値がない』と思っていることが自分の家族の中で生きていくための手段だったのです。
例えば、
・怒られないと構ってもらえなかった
・兄弟が勉強も運動もできて、自分だけ何もできない
・あんたは何もできないんだから、と言われてきた
などが考えられます。
そのような幼少期をすごした子どもは、親からの影響だと思わずに『自分には価値がないのだ』と思うようになります。
さらにほとんどの場合で上記のような幼少期の記憶を覚えていません。
表層心理と深層心理の関係から、心を守るために本当にショックを受けた出来事は覚えないように記憶を消します。
だからこれを読んでるあなた自身も、きっとそんな出来事覚えていないかもしれません。
それがあなたがあなたの心を守るために必要だったのです。
覚えてないのに、価値がないと考えてしまうことをどうすれば良いのでしょうか。
最初は過去の出来事を並べて、自分の過去に向き合う作業が必要です。
そもそも、自分が家族からの影響で『価値がない』と考えるようになってしまったということを納得できない人がほとんどです。
心が納得していないからこそ、あなたはいつも価値がないと感じてしまう。
だからまずは家族からの影響でそのような考えをするようになってしまった、と認めることが第一歩です。
そのためには他者の協力が不可欠です。
なぜなら自分で考えれば考えるほど、事実から離れていくからです。
表層心理はいつもあなたの心を守ろうとする。
つまり家族のせいでそうなった、という事実からなんとか離れようとするのです。
だからもしあなたが本気で『自分の存在価値がわからない』と感じる自分を変えたいと思うなら、ぜひ専門家に話を聞いてみてください。
寄り添わないメンタルトレーニング®では体験セッションがありますので、ご興味がある方はまずはこちらを受けてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
|
|
株式会社syn
|