感情を出せない、という人の特徴と改善方法
皆が喜んでるのに自分は思いっきり喜べない。
悲しいことがあっても感情が出てこない。
何かに対して怒りを感じた記憶もあまりない。
ネガティブな感情が生まれないことは一見良いことのようにみえますが、もし喜びや感動などポジティブな感情も生まれにくいと感じているなら、自分の心に蓋をしてしまっているかもしれません。
今回は、そのような『感情を出せない』という悩みを持つ方々に共通する特徴と改善方法について紹介していきます。
感情を出せないことは少し気になっていたけど悩みというほどではなかった、もっと素直に感情を出せるようになりたい、という方はぜひ最後までご覧くださいね。
感情を出せない人の特徴は、なによりもいつも冷静、気分の上下がない、ということです。
それは良い側面もあり、悪い側面もあります。
良い側面としては、日常の出来事に対して一喜一憂しなくなり安定して日々を過ごすことができます。
仕事で嫌なことがあっても淡々とこなすことができ、プライベートで悲しいことがあっても目の前のやるべきことに切り替えられる。気分の上下で苦しんでいる人たちからしたら、すごく楽に人生を送っているように映るかもしれません。
一方で悪い面としては、楽しいことや嬉しいことがあっても感動しにくいということです。
言葉だけで見たらそれほど困るようなことではないと思うかもしれませんが、実際に感情を出せないという悩みを抱えている人たちの感覚では、『周りから置いていかれている感じ』や『なんでそんなに喜べるの?』という冷めた自分がすごく嫌な感じがするようです。
それは必ずしも治さなければならないことではありません。
でも、もしもあなたがもっと色んな感情を感じて表現できるようになりたい、ポジティブな感情を爆発させられるようになりたい、と思うならぜひ続きも読んでみてください。
まず考えてほしいことは、『いつから』感情を出さないように意識していたか、ということです。
小さいころから両親に対して感情を出すのが怖かった、という自覚がある人は、それがまさに原因となっています。
まずは両親のどんなところが怖くて、何が問題で感情を出さないようにしていたかを振り返ってみてください。きっとあなたが今感じている感情を出せない感覚は、そのころに作り出したものです。
それが大人になってからだと感じている人ほど、幼少期の記憶が曖昧になっているのではないでしょうか。
大人になってからの出来事が問題で感情を出せなくなったと感じている理由は、幼少期の出来事を記憶から消しているからです。
これは専門用語でいう表層心理と深層心理の関係を知ることで理解できます。
こちらも参考に。
簡単に言えば、幼少期のショックだった出来事、悲しかった出来事を忘れることで自分の心を守っている、ということです。
だから今振り返ると怖かったこともないし、悲しかった過去もない。
でもなぜか感情を出せない。
それは幼少期のショックだった出来事を忘れて、繰り返しているのです。
だからその繰り返しの1つである大人になってからの出来事を、『これが原因だ』と表層心理が思っているのです。
一般的に、自分で振り返って幼少期の経験につながらない人ほど、根深く心の問題を抱えています。
自分で振り返ってみて、思い当ることがある人の方が知ってしまえば感情を出せるようになっていくことが多いです。
一方で自分で振り返る範囲では原因が幼少期に見つからない、という人ほどそれを改善するのは難しい傾向にあります。
難しい、というのは『本人がその経験が原因だと認められない』からです。
どれだけ事実が並んでいても、自分なりにそう思っていないと強く信じているため、その出来事によって今の自分の感情が押し殺されていることを認められないことが多いです。
深層心理に潜む問題は、本人が納得して落ち込んで、そして受け入れることができて初めてスタートラインです。
似たような親からの影響として、『漠然とした不安』を抱える人が挙げられます。
こちらも幼少期の経験を認められないと改善は難しい症例の1つです。
どんな悩みであれ、あなたが『今を変えたい』と思ったときしか、変われません。
今の自分を変えるたいと強く願うなら、きっと力になれます。
セッションご希望の方は体験コースからお申し込みくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
|
|
株式会社syn
|