子どもに対してイライラしてしまう人の特徴と改善方法
プロアスリートを指導するメンタルトレーナーが伝える、感情との向き合い方コラム。
いくら言っても片づけられない、準備しない、ご飯を食べてくれない、勉強しない、言ったことを守れない。。。
今回は、様々な理由で子どもに対してのイライラが止まらない、という親御さんへ向けての記事となります。
日頃から子育てと家事を両立(家事もしている方もいらっしゃいますよね)させるだけでも大変なのに、と困っている方。
時間もなくて心の余裕もなくなっているかもしれませんが、なんとか現状を変えたいと感じているからこそ、この記事を読んでくださっていると思います。
ぜひ最後までお読みください。
何かヒントがあるかもしれません。
夜泣きやまだ言葉を話せない時期で意思疎通の困難な状況では精神的な余裕がなくなるというのはとても理解できます。
しかしそれが原因で些細なことでもイライラしてしまう、という負のループになっていきます。
また、子どもが小学生より大きくなって、反抗期になってイライラしてしまうという方もいるかもしれません。
何を言っても反抗してきて、もう嫌。勝手にしたら。
そんなモヤモヤした感情に支配されてしまっているという場合もあります。
親の立場からすると「子どものためを思って言っているのに」という想いがあるかと思います。
なのに子どもが言うことを聞かないからイライラしてしまう。
このような方は、
「なんで言うことを聞いてくれないんだろう」という悩みを相談してくることが特徴として挙げられます。
子どもに対してイライラしてしまう、という悩みの裏に隠された想いを知ると、改善方法も見えてきます。
なんで言うことを聞いてくれないの、
この言葉の裏には、「子どもに言うことを聞かせたい」という親のエゴが存在します。
だから言うことを聞かない子どもに対して【イライラ】してしまうのです。
こう言われると、ほとんどの親御さんは、
「そんなことない、私は子どものためを思って言っているんだ」と言います。
もし本当に子どものためを思うのであれば、子どもが自分の言うとおりにしなくてもイライラせずに一緒に話し合って解決策を探していけばいいだけのはず。
だけどそれをできない理由を並べてしまうのが、なかなかイライラから解放されない人の一番の特徴です。
・子どもが反抗的で話ができない
・明らかに間違ったことを言っているから指摘しているだけ
・そんなんじゃ社会で通用しない人間になるから言ってるんだ
どれも親の価値観を押し付けているだけだと気付けるでしょうか。
反抗的⇒親に対して反抗することの意味はこれまでの関係性の構築に問題があるから
明らかに間違っている⇒親の価値基準で間違っているだけ
社会で通用しない⇒親の経験上は通用しなかっただけ
誰しも自分の人生しか経験していないのに、絶対的な正解を持っているかのように子どもに対してはふるまってしまう。
そして自分の正しさから外れた子どもに対してイライラしてしまっているのです。
まずはこれを認めること。
あぁ、私は自分の価値観を子どもに押し付けていたんだな。
だから反抗的な態度をされているんだな。
認めて、行動を変えられたら、きっと子どももこれまでとは違う反応をしてきます。
でもそれを認められない限り、ずっと同じことを繰り返してしまいます。
自分が無意識に抱える心の問題を繰り返す、というのは深層心理学という学問ではよく知られており、こちらのコラムで紹介していますので、より詳しく知りたい方はこちらも読んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
|
|
株式会社syn
|