お金の不安が消えない、という方へ
プロアスリートを指導するメンタルトレーナーが伝える、感情との向き合い方コラム。
今回は、お金の不安が消えないと悩む方に向けた記事となります。
子どもの進学でお金が足りるか不安
生活費が足りるか不安
老後にお金が足りるか不安
資本主義の現代においてお金の不安は多かれ少なかれ誰でも持っているかもしれません。
それでも、その不安が大きくて日常生活でも不安を抱えてしまっていると毎日の生活が苦しいですよね。
お金を不安に思ってしまいやすい原因と、お金というものがそもそも何なのかを知ることでお金の不安が少しでも減らせるように今回の記事を書いてみました。
いつもお金の不安が頭にある、という方はぜひ最後までお読みくださいね。
いつもお金の不安がある人は、環境的な問題(子どもの進学や会社の状況、家族の問題等々)ではなく、その人の心の問題が大きく関わっています。
具体的には、その人の両親がお金に対してどう認識していたか、ということです。
お金持ちは悪いことをしている人だ。
お金は必要最小限だけあればいい。
私たちは貧乏だ。
そのように認識している親の下で育った子どもは当然ながら同じ価値観になりやすいです。
問題はその価値観が親から影響を受けたものだと自覚せずに自分が元々持っているもので当然なのだと思っていることです。
親からもらったものであればそれを手放すことも選択肢になり得ますが、元々持っていると思っているとそれは変えられないと無意識に感じてしまうのです。
まずはあなたがお金というものをどう感じているか、そしてそれは両親からの影響がないかを考えてみましょう。
もし当てはまると感じるなら、それを書き換えていくことができるはずです。
どのように書き換えるか、そのヒントはお金というものがそもそも何だったのか、ということを知ることにあります。
お金とはなんだったのか
人間は大昔には全て物々交換をしてほしいものを手に入れていました。
物々交換では取引と管理が大変だったので、貝やお米に一度換金(換貝?笑)して、欲しい物と交換するようになりました。
これがお金の始まりだったといわれています。
貝やお米が次第に金になり、価値が統一されました。
しかし金だと量が増えると持ち運びが大変になったこともあり、金にいつでも引き換えられる軽い紙として「紙幣」が生まれました。
つまり、お金とはただの引換券だったのです。
ただの引換券だったはずのお金が資本主義社会では引換券以上の価値があるかのように扱われています。
それでもお金の意味は今も変わらず「引換券」です。
だからお金はお金だけでは何の価値も発揮しません。
欲しいものを手に入れるためにあるのがお金であり、決してお金を持つことが目的になることはないのです。
まずはこれを自覚することがお金の不安を消していくために重要なことです。
お金の本来の意味を知り、自分のお金に対する価値観を知る。
そうして新たにお金に対する捉え方を変えていきましょう。
それでもやっぱりお金の不安が残る、という方は自分の過去に向き合うことが必要です。
お金に対する不安も他の不安と全く同じ、自分の心が生み出しているものです。
なぜそんなことを不安に感じるようになったのかを紐解き、自分の心が形成されてきた経緯を知り、そして手放すというプロセスは他の悩みの解決方法と同じです。
なぜ心が悩みを作り出すのかはこちらから。
ほとんどの場合、親のお金に対する価値観を投影して自分の価値観だと『思い込んで』います。
まずはそれに気づくことから始めてみてください。
もし一人では難しい、という場合にはぜひ寄り添わないメンタルトレーニングの体験セッションにお申し込みください。
きっとお力になれると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
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株式会社syn
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